東山クリーンセンター基幹的設備改良工事がしゅん工しました。
テスコ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:小林千尋)が2014年度に北信保健衛生施設組合様から受注した東山クリーンセンター基幹的設備改良工事が、このたびしゅん工いたしました。
東山クリーンセンターは稼働後16年が経過し、老朽化が進んでいることから、基幹的設備改良工事を通じて機器・設備の機能回復と施設の延命化を図ることになりました。その内容は、ごみの高カロリー化対応した摺動式ストーカの導入やトップランナーモータの採用、さらには蒸気タービンの形式変更と大型化による発電量の向上などにより、温室効果ガス(二酸化炭素)排出量の削減を目的としたものです。
既存の都市ごみ焼却施設は、稼動後15年以上経過した施設が全体の半数以上を占めるなど老朽化が進んでおり、経済的観点から施設の更新・延命化のニーズが高まっています。近年では環境省『循環型社会形成推進交付金』のメニューに“一般廃棄物処理施設の基幹的設備改良事業”が加えられ、一定の温室効果ガス削減効果を満たす改造事業に交付金が交付されるようになったことにより、施設の長寿命化及び地球温暖化対策を目的とした基幹改良事業は今後も増加傾向にあると予想されます。
このような背景のもと、当社はこれまでの補修工事と運転管理で培ってきた現場力を結集し、新たに大型工事案件に取り組む体制を整えてきました。東山クリーンセンターでの基幹改良工事はその実践的第一歩であり、多くの方々に支えられここにテスコ型摺動式ストーカを世に送り出すことができました。
当社は、ごみ焼却施設運転のパイオニアとして45年以上の経験と実績を通じて、国内全てのメーカに対応できる技術を有しています。このことは増加が見込まれる基幹改良工事において、それぞれのお客様の施設に応じた最適なプランのご提案を可能にするとともに、より一層の安定かつ安心・安全な廃棄物処理の実現と循環型社会の形成に貢献できることと自負しています。
発注者 | 北信保健衛生施設組合 様 | |
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受注者 | テスコ株式会社 | |
工事名 | 東山クリーンセンター基幹的設備改良工事 | |
工事場所 | 長野県中野市大字中野1308番地1 | |
改良内容 | ①焼却装置の形式変更 | テスコ型摺動式ストーカ焼却炉130 t/日(65 t/24 h×2炉) |
②発電量の増強 | 復水式蒸気タービン発電機に変更(220 kW→890 kW) | |
③DCSの更新 | 最新型制御システムの導入 | |
④タービン棟の新設 | 蒸気タービン発電機とその他関連機器を機能的に設置 | |
改良効果 | 温室効果ガス(二酸化炭素)排出量81 %削減 | |
設備・装置の性能回復及び施設延命化 |